ハワイがしている水への努力
ハワイは日本と同じように火山があり、豊富に降り注いだ雨水を大地が磨いてくれる。
また、都市から隔絶されている太平洋の島であり、汚染されることが少ない環境が安全でおいしい水を育んでいます。
しかしそれは自然の恩恵をただ受けているだけではなく、住んでいる人々の長い努力の賜物でもあります。
オアフ島では古代から川の上流で採水し、入浴を下流で行うなど水資源を管理していました。
灌漑システムの破壊や水源の汚染には罰が下されていたそうです。
そのおかげで人口も増えていきました。
その後、井戸を掘ることで地下水源を発見し、上下水道の整備が進められました。
そしてその間にも漏水の管理や山岳地帯の森林保全、
地下水資源の保護などの努力が続けられてきたおかげで今日の姿があります。
途中には水資源の危機もあったようです。
他にも住民に対して、具体的な方法で節水を呼びかけています。
「芝生には週に2、3回だけ水をまくこと」
「午前9時から午後5時まではすぐに蒸発するので水をまかないこと」
「家の中の水を止めて2時間後に水道メーターが動いていないかどうかで漏水をチェックすること」…。
他にも
「歯磨きの際に水を出しっ放しにしない」
「シャワー時間の短縮、節水できるトイレ、シャワーヘッドを使う」
など事細かに啓発しています。
さらに
「野菜を茹でるのではなく蒸す」
「軽い汚れには水をあまり使わないように最短時間で洗濯機を回す」
「浴槽の水位を低くする」
「強風時には芝生のスプリンクラーを使わない」
「水をあまりあげなくてもよい植物を家の植栽で使う」
「歩道の掃除は水ではなくほうきでする」…
などの情報発信もしています。
ちょっと小うるさく感じるくらいですが、ここまでの努力のおかげで豊かな水環境を保てているのでしょうね!(^^)!